リベンジ金曜ロードショーとジブリ展
平日リベンジ!狙いは水曜16時
あの日の撤退から数日後――わたしは静かに決意していた。
「平日にリベンジするしかない」
狙ったのは、水曜日の午後16時すぎ。観光客が一通り帰りはじめる時間帯。県外ナンバーも少なくなって、地元民だけがふらっと立ち寄るような静けさ。

ハテナ
圏外勢がいない日を狙え!!!
その作戦は大正解!
列もなく、チケットもスムーズに渡して入場完了✨
中はそれなりに人はいたけど、ギュウギュウではなく、落ち着いた雰囲気で回れた。
※この先ジブリ展の内容を知りたくない人はネタバレ注意
ジブリは“教科書”
歩きながら、ふと思った。
ジブリって、日本人にとってもう教科書の一部みたいなものかもしれない。
子どもの頃はワクワクしながら観ていたけど、大人になると、セリフの重みとか、背景の意味がじわじわ効いてくる。
『となりのトトロ』(1988)の世界なんて、35年以上も前の作品なのに、いまだに古く感じない。
わたし、思い出のマーニーも大好き。美しいマーニー

ハテナ
ジブリは、もはや日本人だけのものじゃない。世界の“心のふるさと”だ。
鈴木敏夫さんの映像と、ジブリのはじまり
入口を入ってすぐに流れていたのは、プロデューサー・鈴木敏夫さんの映像。
「ようこそ、ジブリの世界へ」と言われているようで、空気が一気に変わった。
そこからは、金曜ロードショーと作品たちの絵コンテが並ぶゾーンへ。
節子が座っていた。欠の文字と、夢の中のような光景
いちばん心に残ったのは、『火垂るの墓』のコンテだった。
小さなお花畑の中に、節子がぽつんと座っているカット。
その姿はとても静かで、まるで綿毛をふわっと飛ばしていそうな雰囲気。
「夢の中の節子」みたいで、見ているだけで胸がいっぱいになった。
でも、横に小さく書かれていたのは――「欠」。
つまりこれは、本編では使われなかった“お蔵入り”のシーン。
それでも、その1枚の絵からあふれる空気に、言葉を失った。

ハテナ
観られなかったジブリにも、確かに物語がある。
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