あごってなに?トビウオじゃないと?
〜鮮魚コーナーで聞こえたひとこと〜
長崎の、とある お店のの鮮魚コーナー
目を引くイラスト付きのパックが並んでいた。
青くて細長い魚。羽のようなヒレ。
──トビウオだ。
と思ったら、その横で魚を見ていたおじちゃんが、こう言った。

この あご 美味しそうやねえ
……アゴ!?トビウオってかいてるよ?
魚の名前に“アゴ”ってどういうこと?
そんな疑問が生まれた瞬間、
わたしの“ハテナセンサー”が反応した。。
あご大将現る。

困っとるごたるね。
ナガサキの食を語らせたら右に出る者なし
あご大将!!
──

アゴ”とは、長崎や五島でのトビウオの呼び名でございます。
地元の人は、親しみを込めて“アゴ”と呼ぶのですな。
あご の由来。
名前の由来にはいくつか説があるという。
- 飛ぶ姿に「アゴがはずれるほど驚いた」説
- 骨が硬くて「アゴが疲れる」説
- トビウオが方言変化して「アゴ」になった説
正解は、どれかひとつじゃない。
だけど、その土地の“ことば”が、食の景色を変えていく。
あなたのお気に入りの由来はどれ?
あごのお味は・・・
その日の夕ごはん。
おいちゃんのいう、いわゆる「あご」飛魚のお刺身。
いざ 実食!!
コリコリと歯ごたえがあり、噛むほどにやさしい甘味が広がった。
青魚に近いけど、脂は控えめで上品。
柚子胡椒を添えると、さらに味が締まる。

出汁にしても、また違った顔が見られますぞ
うーん!美味しい!!ナガサキハテナの郷土グルメの語り部に任命します!!

これから長崎のおいしいもの
おしえてください!!

まかせとけぇ!!
フェリーからの飛魚の景色
五島へ向かうフェリーの上で、
海を飛ぶ魚の姿を見たことがある。
光の粒のように、水面を跳ねる、その一瞬。

あぁ!飛魚のはねよるね!
キラキラしていた。
しかし!
レベルアップした私。
今度また出会えたときは、

あごの、よう飛びよるね!!
って言えば長崎感がグレードアップする。
呼び名が変わると、風景がちょっとちがって見える。
その小さな違いが、**“ナガサキに近づく”**感覚なのかもしれない。
まとめ
・長崎では、飛び魚を あご と呼ぶ。
・食材としての呼び方。あごだしで有名!
・名前の由来には諸説あり。
今日もひとつ、
ナガサキの“ハテナ”がとけました。

☆長崎検定出題あり!!
どの魚が、「あご」ですか?の問題。
飛魚一択!!余裕ですね!
コメント